« CEATEC JAPAN 2008 | トップページ | 2009年度ゼミ生募集説明会資料(V1.0) »

2008/10/07

CEATEC JAPAN 2008レポート:UIとセンサ、それにロボット

2008年9月30日~10月4日の期間、幕張メッセで開かれていた「CEATEC JAPAN 2008」に行ってきました。CEATEC JAPANについてはあちこちのマスメディアが取り上げてさまざまな報道をしています。全体の傾向や詳しい情報などはそちらをご覧いただくのがいいと思います。また、ゼミ生の皆さんも、手分けしていろいろなところをレポートしてくれるようですので、私は少し目立たない、というか自分の関心のあるところを中心にレポートします。
(山口)

今回私が注目したもの1つは、UI、つまりユーザーインターフェースがどんどん変化している、という点です。情報技術がどんどん進歩しても、それを操作したり、結果を表示したりするUIの部分が従来のようなキーボードやふつうのビデオ画面だけであれば、それを使いこなせ、楽しめる人は限られます。これまでそうしたものの恩恵に与れなかった人たちにとっては、よりやさしい、直感的なUIが必要です。

最近、UIをより使いやすくしようとする動きがあちこちでみられます。ゲーム機でいえば、任天堂の家庭用ゲーム機「Wii」のリモコンやニンテンドーDSのタッチペンなどが典型的でしょう。アップル社の「iPod Touch」や「iPhone」にも加速度センサが組み込まれています。聞いたところ、「Wii」の登場以来、直感的に操作できるリモコンを組み込んだ機械がどんどん増えている、とのことでした。

こうしたリモコン等に組み込まれているのが、加速度センサです。三次元で動きを感知することにより、直感的な動きで操作をすることができます。センサにはこのほか圧力や熱、電気抵抗や気圧などさまざまな用途のものがあって、これらを情報機器に組み込むことで、私たちがふだん使う機器がより使いやすくなってきているわけです。これはパナソニックのセンサ関連の展示コーナー。

Cimg2289a


以下は、ドイツのボッシュ社が展示していた、加速度+気圧センサを組み込んだ携帯電話の巨大な模型です。下においたのがふつうの携帯電話。模型を大きくしたのはデモのためです。

Cimg2285a


ここに映っているのは、気圧センサの機能を見せるためのデモ画面。50cm単位で高度がわかるのだそうです。これをパーソナルナビ(持って歩くカーナビのようなもの)に組み込めば、その人がビルの何階にいるのかなどもわかり、今いる階に応じた案内などを出すことができます。他にもいろいろな応用ができそうですね。

Cimg2287a

こうしたセンサ技術が存分に使われているのがロボット。近年特に進歩の著しい領域です。機械が人間のかたちをしていれば、より親しみがわいて、人間が機械とのコミュニケーションをとスムーズに進めることができます。その意味で、人間の形をした、いわゆるヒューマノイド型ロボットは、それ自体がUIです。

「鉄腕アトム」や「ドラえもん」など、人間の友だちとしてのロボットが活躍するマンガやアニメを多くの子どもたちが見て育つ日本は、こうしたロボットの開発においては世界の最先端です。このCEATECの会場でも、あちこちにロボットの展示がありました。

中でも、最近村田製作所が発表した、一輪車に乗るロボット「ムラタセイコちゃん」は注目です(参考記事)。同社はすでに、自転車に乗るロボット「ムラタセイサク君」で有名ですが、その新バージョンというわけです。ちなみにムラタセイコちゃんはムラタセイサク君の「いとこ」である由。見に行ってみましたが、ちょうどショーの休憩時間中のため、「お2人」とも不在。次回のショーまでまだだいぶ時間があるのに、もう観客が集まり始めています。

Cimg2283a

しかたがないので、村田製作所のブースを見ていたら、「ムラタセイサク君」をステージ上で操作するためのコントローラが展示されていました。画面に映っているのはご存知「ムラタセイサク君」で、このリモコンで本物と同じように操作することができます。

Cimg2282a

なんだか「チャッカマン」を連想するスタイルですが、右下のほうの丸くなった部分にセンサが組み込まれています。長く伸びた棒状の部分は実はからっぽで、特段の機能はありません。遠くから操作がよく見えるように、先端を伸ばしてライトをつけたこのようなデザインにしたのだそうです。

こちらが操作しているところの動画。

実は、このコントローラには「隠し機能」があり、ある操作をすると、ムラタセイサク君が、ふだんはやらない「ある動作」をします。それも見せてもらったのですが、それはムラタセイサク君の「イメージに合わない」と会社の上の方から禁じられているのだそうで、今回も泣く泣く動画からカットしました。あしからず。

ロボットつながりということで、韓国Yujin Robot社のロボットもご紹介。こちらは「ムラタセイサク君」のようなコンセプトモデルではなく、実際に家庭で使うために開発されたもの。まずはユビキタス・ネットワーク・ロボットの「iRobi Q」。

Cimg2276a

ネットワークにつながっていて、ニュースや天気などの情報を伝えたり、ゲームができたり、留守宅の見守りをしたりしてくれる便利なロボット、ということだそうですが、どうもNECのPaPeRoにそっくりなのが気になります。

もう1つ、こちらはインテリジェント掃除ロボットの「iClebo」。

Cimg2278a

自動的に床を動き回って掃除をしてくれるというありがたいロボットですが、これまたどこかで見たような。iRobot社のRoombaですね。

そういう「細かいところ」を気にしないのは「お国柄」なのでしょうか。まあ日本でもそういう製品は少なからずありますから、おおらかに考えなきゃいけませんね・・?

|

« CEATEC JAPAN 2008 | トップページ | 2009年度ゼミ生募集説明会資料(V1.0) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/213681/42684699

この記事へのトラックバック一覧です: CEATEC JAPAN 2008レポート:UIとセンサ、それにロボット:

« CEATEC JAPAN 2008 | トップページ | 2009年度ゼミ生募集説明会資料(V1.0) »