CEATEC JAPAN 2008で見つけたもの
お久しぶりです、Second Life関連の記事を書かせていただいていた福長です。
今回は、CEATEC JAPAN 2008に行ってきましたので、その際に気になったものなどを紹介させていただきたいと思います。
今回、教授の計らいによりプレスパスにて参加もできたのですが、気づけば締め切りを過ぎているという大失態を起こしましたので、自分は一般参加者として参加してきました。
ホーム・ビジネスユースの会場は少ししか回っていないのですが、電子部品・デバイス&装置ステージのあたりを中心に回ってきました。
展示内容としては、こまごまとしたパーツの展示会場といった形のものですが、PCの自作などをしている自分は、非常に楽しく回らせていただきました。
その中で気になったものが一つありました!
最近では、PCの性能向上やデジタル機器の普及による1億人総クリエーターなどと称されるような時代となっているわけですが、動画コンテンツの急伸は他のメディアに比べて感じ取りやすいものかと思います。
自分もニコニコ動画などのサービスを通じてCGMの時代を楽しませていただいているわけですが、そんな動画コンテンツに必要なパーツを見つけてきました。
そのパーツとは、LEADTEK社の「WinFast PxVC1100」と呼ばれるSpureEngine(PS3に搭載されているCellと呼ばれる中央演算装置の派生物)搭載のメディア ストリーミング プロセッサです。
同社プレスリリース→Leadtek
「メディア ストリーミング プロセッサ」と呼ばれるとなかなか想像しがたいかもしれませんが、DVDをPCで見る際に同じ処理をCPUが行っているものです。
まずはDVDを見る際には、DVDメディアにあるコンテンツを読み込みます、その読み込んだデータはまだ特殊なデータとしてそのままの状態では見れないようになっています。
それをDVDプレイヤーソフトなどのソフトで、PCにコーデックと呼ばれるデコード(暗号を解読する意)するためのファイルをインストールします。
そのインストールしたコーデックを使用し、デコードすることで、通常の画面に写されているDVD画面は再生されています。
Blue-rayも同じ手法をとっており、再生するためにはコーデックがすでにPC上に入っている必要があるのですが、Blue-rayの場合は内蔵されているコンテンツがMPEG-2(動画コンテンツ)、H.264(動画コンテンツ、MPEG-4とも呼ばれる、MPEG-4の種類の一つ)と数通りのコンテンツ内蔵形式があり、いずれのコンテンツ形式もCPUのみでの処理には非常に重い処理となっています。
ニコニコ動画や他の動画配信サービスでも使われ始めている、H.264という規格はAVIなど動画の主流コンテナよりも非常に高い圧縮率を誇り、低容量、高画質が望めるため地上デジタル放送などでも採用されている規格です。
こういったものをCPUで処理した場合、Pentium4などの数世代前のものであるとCPU占有率(単一動作におけるCPU使用率)が100%近くになり、処理が追いつかないこともあります(一概にCPUのみではなく、ドライブからのデータ転送のボトルネックも考慮しなければなりませんが、今回は無視します)。
そういったものに対して、AMDやnVidiaといったグラフィックスカード会社が最近になって出しているグラフィックスカードには再生支援機構と呼ばれるものが搭載されています。
これはCPUのみで、動画コンテンツのデコードなどを行うのではなく、GPU(グラフィックスカードコアエンジン)にも同様にデコードを行わせるというものであり、CPU占有率の低下、デコードの高速化というメリットがあります。
ただし、こういった支援機構は最新のグラフィックスカードに搭載されている機能であり、世代が古いものには搭載されていません。
そういった方にうってつけなのが、上記したWinFast PxVC1100なのです。
インターフェースは、PCI-E×1を採用し、PCIよりも高速なバス帯域を確保しています。
もちろん、リビングPCなどに見られる省スペース型用としてロープロファイルブラケットも付属しています。
付属ソフトは、COREL社「DVD MovieFactory」と同社「WinDVD」が付属します。
特徴としては、トランスコード(デコード)及びエンコード(形式変換)はリアルタイム高速実行可能です。
さらに、スーパーレゾリューションと呼ばれるアップコンバート機能も搭載しています。
Cellベースということもあり、アップコンバート(SD画質480Pなどの圧縮画質からHD画質720Pなどへの高画質化)機能には非常に期待しています。
PS3で見るDVDはきれいだとよく言われますが、DVDの画質は720×480であり、480P(P=プログレッシブ) もしくは480i(I=インタレース)と表記されます。
最近は液晶テレビの台頭により、一般家庭でも高解像度のテレビを導入している所が増えています。
こういったテレビは720P以上の解像度を持っていることが多くあります。
HD画質は基本720Pと呼ばれる、1280×720の解像度から上のものを指します(間違っていたらすみません)。
通常SD画質のものをアップコンバートする際は、ドット自体はそのままでスケーリングのみアップするので、非常にギザギザとした荒い画質になるのですが、Cellはそういった処理ではなくドット間の補完をしながらのアップコンバートを実現しているので違和感なく高解像度のテレビでも再生できます。
こういった機能がPCに搭載できるとなると、Blue-rayなども他の作業(インターネットやオフィスワーク)をしながらでも可能になりますね(CPU占有率が下がるため)。
さらに今までのSD画質のものも高解像度で違和感なく楽しめるとなるとリビングPCでの活用が非常に活発になるかと思います。
こういった点からLEADTEK社のWinFast PxVC1100には個人的に非常に気になりました、他のハードウェアエンコードカードに比べ安価にて手に入るというのも大きなポイントです。
これからの時代のCGMを支えるような技術を間近に見られて非常にわくわくさせていただきました。
長文になってしまいましたので、そろそろしめさせていただきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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