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2009/05/19

2009年度実践メディアビジネス講座I第6回「『つくる』と『つかう』:著作権とオタク市場」(講師:菅原瑞夫氏)

駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部2009年度前期開講科目「実践メディアビジネス講座I」第6回「『つくる』と『つかう』:著作権ととオタク市場」(2009年5月25日13:00-14:30)の関連ページです。
(山口)

ライブストリーミング配信映像を見る(2009年5月25日13:00より授業開始。配信開始は12:30の予定)

「実践メディアビジネス講座I」は、メディア・コンテンツ関連業界の実務家の方を講師としてお呼びし、ビジネス現場のお話をしていただくというものです。今年度の共通テーマは「『つくる』と『つかう』の接点―コンテンツの製作と利用」であり、これをGMS学部の教員2名で分担してアレンジします。このうち前半の山口担当分の前半6回は、「オタク市場」をテーマに取り上げます。企画の趣旨については、こちらにも少し書いてありますので、ご参考まで。講師の顔ぶれは次のとおりです。

4月13日 山口によるイントロダクション
4月20日 タレント 桃井はるこ氏
4月27日 ㈱虎の穴 吉田博高社長
5月11日 ㈱野村総研 情報・通信コンサルティング部 北林謙氏
5月18日 ㈱ニワンゴ 杉本社長
5月25日 JASRAC 菅原常務理事
第1回 4月13日 山口によるイントロダクション
第2回 4月20日 タレント 桃井はるこ氏
第3回 4月27日 ㈱虎の穴社長 吉田博高氏
第4回 5月11日 ㈱野村総研情報・通信コンサルティング部 北林謙氏
第5回 5月18日 ㈱ニワンゴ社長 杉本誠司氏
第6回 5月25日 JASRAC常務理事 菅原瑞夫氏
前半6回のレポート課題

ご存知の方も多いと思いますが、「JASRAC」とは、社団法人日本音楽著作権協会の略称です。JASRACがどんな仕事をしているかについては、JASRACのウェブサイトに簡潔でわかりやすい説明が出ているので、引用しておきます。

JASRACは、膨大な数の管理楽曲をデータベース化し、演奏、放送、録音、ネット配信などさまざまな形で利用される音楽について、利用者の方が簡単な手続きと適正な料金で著作権の手続きができる窓口となっています。そして、お支払いいただいた使用料は、作詞者・作曲者・音楽出版者など権利を委託された方に定期的に分配しています。東京にある本部のほか、全国の主要都市に支部を置いて、主にコンサートやカラオケなどの演奏について世界にも類をみないきめの細かな管理を行っています。

JASRACの前身は、1939年(昭和14年)に設立された大日本音楽著作権協会です。かつてJASRACは、「著作権に関する仲介業務に関する法律」(仲介業務法)に基づき、国内における音楽著作権管理を行う唯一の団体でした。2001年に著作権等管理事業法が施行され、管理団体の設立が許可制から登録制に移行した後、いくつかの民間企業が音楽著作権管理事業に参入しましたが、現在でもJASRACの存在感は圧倒的です。

政府の「知的創造サイクル」において、著作権の保護は、コンテンツの「つくる」と「つかう」の間をつなぐ大切な役割を果たしています。適切に権利が守られることによって、利用が進み、さらなる創造への活力が生まれるというわけです。JASRACの大きな特徴の1つは、著作権料徴収のための「実働部隊」を持っていることです。上記引用文にもありますが、こうした体制がきわめてきめ細かい著作権管理を可能としています。また、インターネット等を通して許諾を取得できるしくみも整備されており、利用の促進という面でも大きく貢献しています。


関連ニュースへのリンクをいくつか。

JASRAC、動画共有サービスの音楽利用許諾条件を公表」(Internet Watch 2007/07/25)
Yahoo!ビデオキャスト、JASRACの音楽利用許諾条件に同意」(Internet Watch 2007/07/25)
DTMブーム再来!? 「初音ミク」が掘り起こす“名なしの才能” (1/2)」(ITmedia News 2007/09/28)
著作権問題でネットユーザーの声を集約、津田大介氏らが団体設立」(Internet Watch 2007/10/18)
「みくみく」JASRAC登録で「手違い」 ドワンゴ・ミュージックが謝罪」(ITmedia News 2007/12/19)
「eyeVio」がJASRACと契約、JASRAC管理楽曲の演奏動画などを投稿可能」(Internet Watch 2008/02/12)
ニコニコ動画、著作権侵害のテレビ番組動画をすべて削除へ--放送局に申し入れ」(Venture View 2008/03/11)
グーグルと音楽著作権管理会社のJRC、「YouTube」で包括利用許諾契約」(Internet Watch 2008/03/27)
ニコニコ動画でJASRAC楽曲の利用が可能に、ニワンゴがJASRACと契約締結」(Internet Watch 2008/04/01)
ニコニコ動画におけるJASRAC 管理楽曲の権利処理について」(ニワンゴプレスリリース 2008/04/01)
JASRACに公取委が立ち入り」(IT Media News 2008/04/23)
「いったいどこが問題なのか」――JASRAC加藤理事長、公取委の立ち入りに「不満」」(IT Media News 2008/05/28)
「著作権は守りから攻めにシフト」──違法動画も収益化目指すYouTube」(ITmedia News 2008/11/25)
ネット法で流通促進は「根拠のない"おとぎ話"」 - JASRACシンポ2008」(マイコミジャーナル 2008/12/12)
著作者検索ポータル、権利者団体が開設 保護期間延長は「金の問題ではない」」(ITmedia News 2009/01/23)
「ユーザー投稿角川アニメ」の公式認定も YouTubeに角川参加」(ITmedia News 2008/01/25)
「同期コミュニケーション」も目指すニコ動~ニワンゴ杉本社長」(BB Watch 2009/02/06)
角川だけじゃない、YouTube“違法”動画の収益化 個人ビデオ+BGMの公認も」(ITmedia News 2009/02/23)
公正取引委員会、JASRACに独禁法の排除措置命令」(CNET Japan 2009/02/27)
JASRAC、公取委排除命令に徹底抗戦の構え--「事実認識が誤っている」」(CNET Japan 2009/02/27)
音楽著作権処理を一元化 JASRACや配信業者など新組織」(ITmedia News 2009/03/06)
補償金の話はもう著作権法から切り離すべき、MIAUが意見書」(Internet Watch 2009/03/09)
JASRACら第三者機関を設立、楽曲データベースを構築して音楽配信の著作権処理を軽減」(livedoorニュース 2009/03/09)
「お金を払う人が負け組」という状況をなくすべき--ドワンゴ川上会長、著作権問題に提言」(CNET Japan 2008/03/25)
コンテンツ学会 ネット利用調整制度に関する民間審議会 最終提言」(2009/04/06)
国内エンタメサイト利用時間、ニコニコ動画がトップ」(IT Media 2009/04/09)
公取委よ,そこに社会的要請はあるのか」(ITPro 2009/04/23)
JASRAC、公取の排除命令を拒否 審判で取り消し要求へ」(ITPro News 2009/04/28)
公取委が語るJASRACを問題視した理由」(ITPro News 2009/05/11)
著作権改正法案が衆議院で可決、「ダウンロード違法化」など」(Internet Watch 2009/05/13)
JASRAC、「著作権侵害の温床」ケータイ掲示板サービス事業者に警告」(マイコミジャーナル 2009/05/19)


※2009/05/25
講義スライド、及び当日配布資料を公開しました。
講義スライド
当日配布資料


※2009/06/04
講義動画を公開しました。講演者様のご意向により、この動画は2009年7月末までの公開となります。

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