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2009/08/11

【サマー】こち駒女子力研究所 映画のススメ♪ No.6【ウォーズ】

夏といえば、
スイカ?プール?海?野外ライブ?


否。


サイバー戦争です。

話題の『サマーウォーズ』見てきました。

<<attention>>
この記事には作品の内容に関することが記述されています。まだ見ておられない方は続きをクリックされませんようにおねがいいたします。

まず感想から。
「ああ、おもしろかった」

 見る前にはなぜ2次元と3次元がリンクするのか???でしたが、内容を知ると納得。しかも、あのウェブの世界って、そんなに遠くない気がしませんでしたか。ウェブ上で銀行振込みなんかもできることだし、アマゾンのような大型通信販売店はあることだし、サマーウォーズのOZは夢のような世界であり、すでに手に取るほど近くにある”現実”だったようにも感じました。

 アバターが個性的で、それぞれのキャラクターの性格を上手に表現しているのがとても印象的でした。みなさんも大型ゲームサイトなどでアバターなんか作ってるかもしれませんが、それってどことなく自分と似ているんでしょうか。それとも全然違う、理想の自分?それもまたウェブ上だから表現できること。例えば主人公の健二なんて、一体目も二体目も、彼の優しい人柄が出ていましたよね。では、劇中に現れた人工知能を持つ「ラブマシーン」は本当に勝手に動いて、ゲームが大好きなだけの「ヒト」だったのでしょうか。実際の人間はまったく関係のない、人工知能が生み出してしまった「ヒト」だったのでしょうか。私にはそうは思えなかった。少なからず、作成者の侘助の幼少期からの思いが爆発してしまった形だと思いました。こういう風に感じたのは私だけじゃないはず!!!!!!!!!…と主張してみます。
 陣内家の家主であったおじいちゃんのめかけの子であったという侘助(わびすけ)。おそらく小さな頃から大人たちに陣内家の子供として素直に受け入れてもらえなかった過去があるのだろうと容易に推測できます。いつも孤独感を感じていた。それがあの素直ではない性格を生み出してしまった。しかし裏の山を売ったのも、本当はおばあちゃんに恩返しがしたかった。ただそれだけ。夫の愛人の子供であるからと言って決して見捨てなかった、そんな大好きなおばあちゃんへのプレゼントを。パソコンの知識が十分にあり、技術力もあった。人工知能を制作し、米国に売るという方法でしか「恩返し」を表現できなかった侘助。しかも、それをおばあちゃんに対して認めてもらおうとしたあのシーンを見る限り、本当におばあちゃんなら許してくれるという自信があったのでしょう。個人的には見ている時この辺のことをずーっと考えてて、侘助さんせつねーって思っちゃったんですよね。しかも極めつけは人工知能の名前。「ラブマシーン」ですよ。愛ですよ。愛は機械では表現できないのに、愛の機械ですか。孤独な気持ちをずーっと背負って、大人たちや義理の兄弟や親戚中から受け入れられてもらえなかった侘助はきっとみんなから愛してほしかったんでしょうね。親戚中がそんななか、自分をひとりの人間として見てくれたおばあちゃんへの思いは誰よりも強かったんじゃないかな。おばあちゃんもまた、あの手紙の内容から察するに、侘助の気持ちをよく理解してた。

 とまぁ、侘助さん贔屓の文章はまだまだ書きたいけどこの辺にして、健二にも目を向けておこうかなと。数学オリンピック候補だった、という点が一番の見せ場?まさかね。まさか。なにせ侘助さん贔屓の私ですからあんまりこれといってがないんですが、あげるなら2点。まずはあの番号の羅列から、どうやって究極言えば”何を”解読できたのか。ふたつめは、最後人工衛星落っこちてくるーという場面で、最後の方にまさかの暗算を使うわけですが、あの時キーボードになんと入力したか見てなかったので謎なまま。そして「よろしくおねがいしまーーーーーーーす!!!!!!!!!(うろ覚え)」はどういう意味なのか。という2点が謎なんでもう一回くらい見て謎に迫りたい。前者はちょっと無理そうだけど、後者は鼻血出しちゃったあたり、夏希先輩が絡んでるんじゃないかなーと勝手に思ってます。

 長々と失礼しました、この辺でまとめます。
 2次元の世界に、自分、を置くということは決して難しい話ではなくなってしまった。それゆえにそこから出られなくなってしまっている人も実際に存在してしまっている。でも人間は人と触れ合わずして生きていくことができない。腹が減っては戦はできぬ、と申しますが、侘助を入れたあのむさぼりながら食事するシーンも、一致団結がわかりやすく出ていて単純によかった。やっぱり人は人が必要なんだと。孤独は辛いものなんだと思った。そして家族って多ければ多いだけ喜びを増す。健二もはじめて触れた家族の温かさに楽しさ嬉しさを感じた。
 家族でなくても、自分の大好きな人をもっと大切にしたいですね。


(文:U子)

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