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2011/07/21

こち駒お勧め本プロジェクト:自分探しをしている友達に薦めたい本

あらかじめ設定したテーマに基づいて学生たちがお勧め本を選ぶ「こち駒お勧め本プロジェクト」。今回のテーマは「自分探しをしている友達に薦めたい本」です。
将来を悩んだり、未来に対し不安を抱いた人が読みたいと思うような本を探してきてもらいました。

白取 春彦著『超訳ニーチェの言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン2010年)

私は「ニーチェの言葉」という本を推薦します。
「愛とは」「友とは」「己とは」等、人生における疑問についてニーチェ独自の理論で語られています。フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェはドイツの哲学者です。この本は彼の言葉をとても読みやすく和訳し、テーマごとに分類したものです。彼の言葉はとても的確で、悩んだ心に突き刺さります。自分探しをしている人は是非、自らの悩みをニーチェに問いかけてみてはいかがでしょう。

【コメント】
ニーチェは「神は死んだ」という言葉で有名な哲学者です。ニーチェの描いた本は難解なものが多く、一般的に見てかなり読みにくいです。その言葉を「超」訳したのがこの本であり、ページ一枚毎にニーチェの言葉が一言大きくプリントされていて、とても読みやすい物となっています。
将来を考えたり、未来を悩んでいる人に対し「こうしたらいい!」とはっきりと道を指し示すのがこの本の特徴です。はっきりと今後どうすればいいかを述べている本です。
この本と同じく自分の行くべき道を鋭く述べている本として、同出版社の『超訳ブッタの言葉』や、『超訳ゲーテの言葉』が挙げられます。

 


羽海野チカ著『ハチミツとクローバー』(クイーンズコミック2002年)

美術大学を舞台に、青春群像劇を、ハイテンションなエピソードや静かな感動シーンを通じてとらえています。恋愛に不器用な大学生達の報われない恋模様や、自分の才能や生き方について迷う若者達の姿を描いている作品です。
この作品の事実上の主人公である竹本君が、恋に悩んだり、卒業が近づいてきても自分が何をしたいのかが見つけられずに、自転車で旅にでるところなど共感できるのではないでしょうか。

【コメント】
主人公が将来について悩む人物として描かれ、自分探しをしている人にとって同じ目線で物語を見ることが出来る作品です。
将来を悩む人に対して「本当に大切なものとは何か」を主人公と一緒になって読み進めていく物語だと思います。
単なる恋愛の少女漫画ではなく、悩める将来を考えさせられる物として男性にも是非お勧めしたい作品です。
他にも、主人公が未来に悩み苦悩する作品として『ブレイブ・ストーリー』、『のだめカンタービレ』が有名です。

なかがわみどり・ムラマツエリコ著「みえない未来相談室:すきなコトを仕事にする法」(河出書房、2008年)

やりたいことに向かってまっしぐら!な人ばかりじゃない。むしろ「自分が何に向いてるのかわからない」「何をしたいのかわからない」という人の方が多いはず。そういう「ふつうの人」向けの、将来を考えるための本。著者たちは必ずしもふつうの職業に就いているわけでもないし、経歴もあんまりふつうじゃないかもしれないけど、それでも悩んできた過程や、今の仕事に対する思いには共感できるかもしれない。「ソリューション」じゃないけど「ヒント」にはなる。「14歳の世渡り術」というシリーズの1冊のようなので、大学生にはやや物足りない内容かもしれないが、それでも悩んでいる人なら、読んでみる価値アリ。

【コメント】
「自分は何がしたいのか」を一緒に探して考えていこうという本。
上記に挙げた『ハチミツとクローバー』と同じく、自分探しをしている人が共感できる内容となっています。こういった本は、自分の悩みに対し一つの解決策が欲しい人ではなく、他人と自分の気持ちを共有したいと願う人向けの本だと思います。
気持ちを共有する上で、自分の道を模索したいと思う人にとてもおすすめしたいです。
このように自分探しに苦悩し、共感を呼ぶ物語は他に『指輪物語』や『ゲド戦記』等が挙げられます。


今回のテーマで挙げられた本を見てみると、どうも2つのタイプがあるようです。1つは「解決策を述べ、道筋を示す」もの、もう1つは「同じ視点になって、ともに解決策を模索していこう」とするものです。このちがいは、それぞれの本を挙げた人の、悩みに対してどんなふうに助けてほしいかについての考えがちがうことからきているのかもしれません。将来について悩んだときに、明確な「解」を与えてほしいと思う人はそういう本を選び、共感して悩みを聞いてほしいと思う人はそういう本を選んだのではないか、ということです。どちらが有効な策かは断定できません。人によってもちがうでしょうから、自分に合った本を探してみてはいかがでしょうか。

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