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2011/07/02

こち駒お勧め本プロジェクト:自分の将来を考えちゃった本

こち駒お勧め本プロジェクト。今回のテーマは「自分の将来を考えちゃった本」です。本を読んでて、自分の将来を考えちゃったこと、ありますか?「将来を考える」といっても、実際にはいろいろありえますよね。さて、学生たちはどんな本を挙げたでしょうか。

福本伸行著「賭博黙示録カイジ」(ヤングマガジンコミックス)
伊藤開司(カイジ)は、ある日金融業者の遠藤に、昔、自分が保証人になっていた借金を押し付けられて、法外な利息によって385万円にまで膨らんでいることを知らされる。遠藤に誘われるままカイジは、負債者に借金一括返済のチャンスを与えるというギャンブル船に乗り込んでいく。
ギャンブルの緊張感もさることながら、己の欲の為に他人を裏切る人間の醜さ、汚さ、その中に置いても結局非常になりきれない主人公。なんというか反面教師になった作品です。

【山口コメント】
いきなりカイジできましたか。これで人生を考えるというと、なんか破滅的な印象になっちゃいそうですが、どうもそうではないようです。「狂気の中での正気」というか「ダメなやつだがギリギリでふみとどまる」というか、そういったところで自分の人生を考えちゃったのだそうで。まあとりあえず、賭博方面にはあまり行かないほうがよさそうですね。


株式会社エニックス出版の『ポケットモンスター大百科 赤・緑・青』(エニックスミニ百科、1997年)
私が紹介する本は株式会社エニックス出版の『ポケットモンスター大百科 赤・緑・青』です。
内容は1996年に任天堂より発売されたゲームボーイソフト『ポケットモンスター』の『緑』『赤』『青』を対象としたポケモンのデータが収録されています。イラストとゲーム画面とコメントを含めた説明書きは子供心をくすぐります。
当時小学1年生だった私はこの本を読みたいがために、漢字と平仮名を必死に覚えた記憶があります。さらに小学2年生から3年間の海外生活において、この本はお気に入りの日本語の本でした。この本に書かれているイラストを練習し、言語がまだ分からなかったときに友達作りのきっかけともなりました。
この本は私にとても強い影響力を持っており、この本を持っていなかったら今とはまた違った私がいると思います。

【山口コメント】
なんだか、テーマを「自分の人生を変えた本」と勘違いしたみたいですが、それはそれで面白いところ。ことばのわからない海外での生活を助けてくれた本、ということですね。まさにポケモンは世界共通語。ただ、ポケモンの名前はそのままではないケースが多いので、そのあたりの比較も面白いです。個人的には、英語版でのフシギダネの「bulbasaur」(球根ザウルス、といったところでしょうか)というネーミングが好きです。


綾辻行人著『時計館の殺人』(講談社文庫、1995年)
私が推薦する人生を変えた本は講談社出版、綾辻行人の『時計館の殺人』という推理小説だ。
百八個の時計コレクションが収められているとある鎌倉の館、そこで十年前に一人の少女が死んだ。時計館の亡霊の噂の真相を暴くため、霊媒企画のゲストとして招かれた九人の男女に無差別殺人の恐怖が襲う。
この小説はシリーズもので、時計館は五巻目にして五館目だ。シリーズ途中から読み、ハマったため、私はこの本で読書する習慣が付いた。

【山口コメント】
これもテーマを誤解してます。なんか説明のしかたが悪かったんでしょうか。ともあれ、推理小説で読書習慣がつく人は少なくないようです。私も子供のころはよく読みました。個人的な印象ですが、推理小説を読む人は、トリックにはまる人と人間ドラマにのめりこむ人の2タイプに分かれる傾向があるように思います。もし推理小説で人生を考えちゃう人がいるとすると、どちらかというと後者の側に近いのかもしれません。皆さんはどちら方向でしょうか。


池上彰著『これが「週刊こどもニュース」だ』(集英社文庫、2000年)
私の人生を変えた本は、池上彰の『これが「週刊こどもニュース」だ』です。この本は、子供に分かりやすく政治や経済の問題を池上さんが解説してくれる本です。
私が中学生の時、この本に出会い、それまで新聞を読む事さえ億劫だった私が、ニュースに関心を持ち、自ら調べる様にまでなった内容の濃い本です。
こどもニュースと書いてありますが、大人でも今さら人に聞けない社会問題を分かりやすく解説されているので、大変勉強になります。
この本のおかげで、時事問題が嫌いだった私が、今、様々なニュース番組を見る事にわくわくしています。

【山口コメント】
いまや、わかりやすいニュース解説といえばこの人、というイメージのある池上さん、ブレークのきっかけは「週刊こどもニュース」でした。その書籍化されたものですね。これで社会問題に関心をもつ子供が増えたのならものすごい功績です。

村上龍「13歳のハローワーク」(幻冬舎、2003年)
この本は、好奇心旺盛な13歳前後の子どもたちを対象に、それぞれの興味があることから考えられる職業を紹介している本です。子ども向けだからと言って侮ることなかれ。紹介文はかなり現実的なことが書いてありますし、村上先生のコラムもあって読み応えばっちり!そして大学生が直面する就職活動や、一般企業の就職以外の様々な働き方についても書かれているため、就職活動前の方には将来についてもう一度見つめ直すきっかけをくれる一冊です。

【山口コメント】
これは定番でしょう。自分の趣味や興味から仕事へとつなげるアプローチはなかなか新鮮でした。13歳とありますが、高校生や、あるいは大学生ぐらいで読んでも充分得るところはあるのではないかと思います。もちろん、ここに出てくるような職業に皆が就けるとは限りませんが、考えるきっかけになるだけでもいいことだと思います。ツッコミながら読むのも一興だと思いますよ。そういえば「新 13歳のハローワーク」というのも出ていましたね。

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